日米室内楽団は日米協会の2000年度寄付金集めのイベントで演奏することを目的として、協会のメンバーである悦子プライス氏の呼びかけにより米国ロスアンゼルスにて創立された。

有志により集まった楽団員の楽器編成がユニークだったため、オリジナルの編曲を用意することになり、作・編曲を担当したロスアンゼルス在住の有能な音楽家であるアーク佐野氏が音楽監督・指揮を兼任した。

好評を博した演奏の後も、楽団のメンバーは活動を維持することを決め、日本古来の楽器である琴を加えるなどしてメンバーを増やしながら、月に1〜2回リハーサルを行ない、年2回の無料コンサートのほか、老人ホームの慰問、美術館や図書館でのコンサート、在ロスアンゼルス日本国総領事館公邸や様々な団体のイベントなどで年に3〜5回の演奏を行っている。 

楽団のレパートリーすべては当楽団用に独自に編曲されたもので、日米交流という楽団のユニークなコンセプトの元に、日本の唱歌・童謡を中心にしながらアメリカのジャズスタンダード、ミュージカルからの曲や映画音楽などを取り混ぜたユニークな構成となっている。